D1GP RD4 筑波 詳細レポート

2026 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES RD.4 TSUKUBA
2026年グランツーリスモD1グランプリシリーズ第4戦 筑波
開催日:2026年6月28日(日)
会場:筑波サーキット(茨城県)
コースコンディション:ドライ
 延動員数:4,841名(3日間合計)

角度とメリハリでちがいを見せた横井が優勝

Tanso 1st place
横井 昌志
Mind Control Racing SHIBATIRE
MCR Factory シバタイヤ デントリペアブルーノS14  [S14]
Tanso 2nd place
藤野 秀之 [ZN8]
Tanso 3rd place
目桑宏次郎 [S15]

 第4戦は、第3戦と同じコースで開催された。この日の朝方は雨が降っていなかったが、単走前に降り出し、単走本番は降ったり止んだりという天候で行われた。そのため第4戦もグループの中からの選抜というウエットルールでの競技となった。

 まず本番前のチェック走行で村上と手塚がエンジンブロー。リタイヤとなった。

 Aグループでは藤野が1本目にコーナーでの大きな角度で点をかせぎ、93.80点という高得点をマーク。横井の1本目は93.38点でその得点に及ばなかったが、藤野が2本目にミスをして点を伸ばせなかったいっぽうで、横井は2本目に大きな角度に加えて振り出し、振り返しの鋭さでも点をかせぎ、95.41点でトップに立った。Aグループには前日の単走優勝者・蕎麦切もいたが93.72点で藤野と横井には届かなかった。

 その後、路面コンディションのちがいによるものかBグループでは高得点が出なかったが、Cグループの目桑がキレのある動きで姿勢をいち早く作り、安定したドリフトで93.79点をマークし3番手に入る。

 Dグループでも高得点は出ず、前日の決勝の先行でもいい走りを見せていた横井がそのまま単走優勝となった。

今季ニューボディを投入した上野は、2本目にゾーン減点を受けながらもまずまずの走りでハコ替え後初の単走通過を果たした。
野村はS字での角度やコーナーでの安定性などで点をかせぎ、ゾーン減点を受けながらも2戦連続での追走進出を決めた。
中村(直)は問題なく追走進出を決めたものの、路面の影響もあったのか圧倒的なキレや角度はなく、単走優勝にはからめなかった。
前日単走3位に入った畑中は、1本目にS字のJ区間で減点を受けると2本目は1コーナー進入でスピン。単走敗退となった。
前日は上位通過をした中村龍だが、この日は路面がより濡れていたせいかゾーン減点を受けるなどして点が伸びず追走進出を逃した。
走行中にエンジンがストールしてしまうというトラブルに見舞われた齋藤(太)は、まともにドリフトができないまま敗退した。

第4戦 単走結果

順位GroupNoDriverModelBest2nd Best
1A70横井 昌志S1495.4193.38
2A66藤野 秀之ZN893.8092.03
3C79目桑 宏次郎S1593.7990.49
4A31蕎麦切 広大ZN893.7292.02
5C89POPS1593.700.00
6A12玉川 艶哉EJZA8092.5624.81
7D32多田 康治ZN892.4870.22
8D67西山 大貴S1591.9289.96
9B47米内 寿斗RPS1391.8690.28
10B99中村 直樹ZN891.8385.60
11D78上野 高広AVC1091.4673.40
12C80田野 結希ZN891.1890.77
13B16山口 孝二E9290.9566.01
14B3野村 圭市ER3490.4889.80
15C81和田 賢志郎S1590.3986.63
16D77松山 北斗GZEA14H90.3224.59
△△追走進出△
17A15藤原 優汰S1591.0190.64
18A51岩井 照宜FC3S90.6989.79
19A17笹山 栄久ZN890.5089.47
20A50石井 亮JZX10090.0874.74
21D76中村 龍PS1389.9689.44
22B75畑中 夢斗JZX10089.7326.62
23B38斎藤 久史S1589.7227.11
24B86下田 紗弥加ZN889.3625.81
25A7松井 有紀夫FD3S89.2988.52
26C22栁 和孝S1488.6771.45
27B8稲岡 拓也RPS1388.5988.44
28C5金田 義健GXPA1687.9586.96
29B56森 孝弘RPS1387.8025.94
30D9粂 哲也S1586.3084.54
31A55松川 和也AE8582.4242.18
32C33石川 隼也ZN872.6069.71
33D43田所 義文AE8650.4023.05
34D10三好 隼人ZN843.890.00
35D87齋藤 太吾A900.000.00
36C14玉城 詩菜ZN60.00
B23村上 満ZN8RETIRE

第4戦 単走優勝

横井 昌志
Mind Control Racing SHIBATIRE
MCR Factory シバタイヤ デントリペアブルーノS14(S14)

(単走優勝は狙っていた?)朝のチェックランでも点数出てたし、昨日ウェットも走ってるし、どっちの路面も自信があったんで、1本目にそれなりの点数が出れば2本目攻めれると思ってたから、まあ流れよく予定通りでぜんぶ行ったかなと思います。

(どんな路面でもいける自信があった?)どれでもいける感じ。もうハーフウェットでもいけるぐらいだったんで。エアの調整もいろいろやったし、自分の中ではこうなったらこうなるっていうルーティンがもう決まってるから。コースインしたときにドリフトしたら、そのときの感じで大体わかるんで、それでもういけるなっていう感じでした。 だから1本目も最初から93点台を出していきたいねっていう話だったんですけど、そしたらもう93点台出たんで、まあ予選は大丈夫でしょうということで、2本目思いっきりいったって感じです。

(2本目はどんなところを攻めた?)振りのセクターですね。けっきょく振りのセクターをいい感じで振れてアクセル入れば、その後のコーナーのエリアでは安定するから絶対点数出るってわかってるんで、まあ振りさえよければ、っていう感じだったんで、1本目はそこをちょっとだけ抑えていったから、まあ自分の中では1セクターと4セクターをガッツリ攻めていったっていう感じです。

(狙いどおり走れた?) まあそうですね。本当にぜんぶが狙いどおりな感じで。

(いまはかなりいい状態で走れている?) いやもう本当に過去一いい状態じゃないかっていうぐらい……なんか自分でもびっくりするぐらいね、いい感じで走ってます。

第4戦 追走トーナメント

Final Battle
横井 昌志 [S14] vs 目桑宏次郎 [S15]
実現すれば、横井にとっては昨年まで自分が乗っていた車両との対戦になったが、けっきょく追走は行われないまま横井の不戦勝となった。

クラッシュやトラブルの荒れ模様のなか、生き残った横井が連勝

 追走に入ってからは降雨は少なく、路面はしだいに乾いてドライに近づいていく方向だった。追走トーナメントは、ランキング上位陣こそ変わらないものの、前日とは6人が入れ替わる顔ぶれとなった。

 ベスト16では今季追走初進出の和田が藤野に勝利。また玉川のマシントラブルによって、上野が1年ぶりのベスト8進出を決めた。

 ベスト4には、今季D-MAXに移籍してから、だいぶ車両のセッティングが仕上がってきた目桑が勝ち上がったほか、横井、蕎麦切、中村(直)と、ランキング上位3人が順当に勝ち上がってきた。

 準決勝最初の対戦は横井vs蕎麦切。まずは、横井が素晴らしい先行の走りを見せつつも、第2ゾーンを外し、それに蕎麦切が近いドリフトで合わせる。蕎麦切が12.1ポイントのリードだ。2本目は横井が進入から接近ドリフトを見せる。そして蕎麦切がヘアピンでコースアウトしたところで、2台が接触。過失割合は蕎麦切のほうが圧倒的に大きい判定となって横井が逆転勝利。決勝進出を決めた。

 準決勝もうひと組の対戦は中村(直)vs目桑。中村(直)先行の1本目は目桑が終始ビタビタの接近ドリフトを見せて接近ポイント14.0を獲得し、DOSS点と合わせて計10.8のリード。2本目は目桑が先行。中村(直)は近い距離で1コーナーに進入したがそこで目桑をプッシュしてしまう。過失割合では中村(直)の減点が大きく、これで目桑の逆転勝ちとなった。

 決勝は横井vs目桑。しかし走行前に目桑の車両が過給圧トラブルを起こしてしまった。目桑のチームは修理を断念してリタイヤ。これで横井が2戦連続で優勝を果たし、シリーズランキングでも横井がトップに立った。

Semi Final Battle
横井 昌志 [S14] vs蕎麦切 広大 [ZN8]
2本目にヘアピンで飛び出してしまった蕎麦切だが、ベスト16でポップと接触したダメージが残っていたのかもしれない。
Semi Final Battle
中村 直樹 [ZN8]  vs 目桑宏次郎 [S15]
1本目、中村(直)を相手に、終始ビタビタの接近ドリフトを見せた目桑。チーム移籍して初の決勝進出を決めた。
Pick Up Battle
横井 昌志 [S14] vs米内 寿斗 [RPS13]
今季4回目となる米内vs横井の対戦。米内も追走が苦手な選手ではないが、横井をとらえられず対横井戦4連敗となった。
Pick Up Battle
蕎麦切 広大 [ZN8] vs POP [S15]
1本目にストレートで後追いのPOPが蕎麦切に追突し、その後ドライブシャフトを破損。ここでPOPがリタイヤし蕎麦切が勝った。
Pick Up Battle
藤野 秀之 [ZN8] vs 和田賢志郎 [S15]
ベスト16で藤野を相手に進入から近いドリフトを見せて勝利した和田だが、その後エンジンが吹けなくなり、ベスト8ではリタイヤ。
Pick Up Battle
目桑宏次郎 [S15] vs 野村 圭市 [ER34]
1本目に後追いから目桑をプッシュしつつ抜いてしまった野村はリズムを崩してヘアピンでもコースアウト。目桑の勝ちとなった。

第4戦 追走結果

第4戦 優勝

横井 昌志
Mind Control Racing SHIBATIRE
MCR Factory シバタイヤ デントリペアブルーノS14(S14)

(今日は優勝を狙っていた? )そうですね。 もう流れもよくて、単走もいい感じで優勝できたし、まだ点数出せそうなぐらい余裕があったんだけど、あの1本目、2本目と順序よくいい点数出せたから、まあ完璧だったなと思う。

 で、追走は最初北斗クンが後追いのときにミスしてたんで、順調にいって、次の米内クンとの戦いも相手のミスがあったんで、流れがよくて。広大クンのときに、先行で思いっきり行こうと思ったらちょっと角度足りなくてゾーン途中入場しちゃったりとかあって減点が入って、2本目はけっこう……11点以上とりにいかなきゃいけなかったんで、進入から思いっきりいこうと思っていって、結果ボクもちょっとオーバースピードで入ったけど、まあギリ曲がれるかな、コースアウトちょっとしたぐらいかなっていう感じだったけど、広大クンが自爆してくれたんで、ボク的にはまあラッキーかなっていう感じでした。

(後追いではかなり攻めていたが)ストレートから入るときの振りが同時振りできなくて、ちょっと振り遅れしたから、旋回角入れないといけないなと思って、ボクのほうが角度多くつけてアクセル踏んだところだったんだけど、そこで前の煙の中に巻かれちゃって、何も見えなくなって、もう「お願い」って祈りながらかき止めしてアクセル踏んでたら、ちょうど広大クンが煙の中からボクの目の前に現れてくれて、ほんとたまたまちょうどいいところに帰ってきてくれたかなっていう感じだったんで、まああそこは運がよく合わせれたかなって感じで。

(単走優勝したことで、追走もぜんぶ先行スタートだったからやりやすかった?)もうめちゃめちゃ……やっぱり単走優勝っていいなって本当に毎回思うけど、本当に追走に響いてくるんで。もうボクはやっぱり先行スタートがやっぱ好きなんで、絶対それがよかったなとは思います。

(非常に調子よさそうですが)そうなんですよ。クルマも本当に最高だし、今年から使ってる自分の足まわりが本当によくて、もういまパッケージ的にも、もうエンジンとかボディとか足まわりも乗りやすくて最強だと自分ではいま思っていて。ホントに自信持って走れるんで最高です。

(シリーズ序盤ですごく調子いいときの怖さも知っているのでは?)そうなんですよ。もう前にそれ経験してるんで、このまま無双状態でいけるでしょと思って自信持っていけば。……大体みんなね、自信がなくなってくるんですよ。プレッシャーが出てきたりとかするんで、シリーズチャンピオンとるときも最後の最後でミスるとか、そういうのがあるんですけど、ボクはもうそういう経験終わってるから、もう今年はぶっちぎっていきたいと思います。

優勝チーム
総合2位
総合3位
ベストメンテナンス
アサヒドライゼロ賞
ドライゼロシャワー
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