D1ライツ RD5 エビス 詳細レポート

2026 D1 LIGHTS SERIES RD.5 EBISU
2026年D1ライツシリーズ第5戦エビス
開催日:2026年7月25日(土)
会場:エビスサーキット(福島県)
司会進行&実況&解説:鈴木学/駒崎亮介
審判員:神本寿/上野高広/北岡裕輔
コースコンディション:ウェット
 延動員数:782名(3日間合計)

第5戦 単走決勝

Tanso 1st place
中川 尚隆
SHIBATIRE D-MAX 針尾高速
ひろみちゃんSPLS15 [S15]
Tanso 2nd place
柳 晃司
Silvia [S15]
Tanso 3rd place
浅見 廉
Silvia [S15]

ウエットでもアクションを見せた中川が優勝!

 例年開催されているエビス西コースだが、今回は大きくレイアウトが変わった。昨年とほぼ同じエリアを使いつつもコースを逆走で使用。坂を上りながら加速し、最初の右のヘアピン(この記事では1コーナーと呼ぶ)を立ち上がったあとはフラットな部分で「α」の字を描くようなコースだ。

 この日は雨がほぼ1日中降り続く天気で、終始ウエット路面で競技が行われた。

 通過指定ゾーンは、1コーナーのアウト側、αの字の奥のアウト側、最後の立ち上がりのアウト側に設けられたが、ウエットコンディションのため、厳密には判定せず、あるていど寄っていれば減点にならないとされた。

 いっぽうで重視されたのがD1ならではのスピードと振りだ。スパッと振り出して1コーナーに飛び込み、フラットセクションでもキレのある振り返しができるかどうかが高得点のカギとなった。

 このラウンドでは24人が追走トーナメントに進出できるため、95点に満たなくても単走を下位で通過した選手は出たが、全般的に進入の振りも、途中の振り返しもヌルい選手が多かった。そのなかで中川は明確な位置でスパッと振り出すアクションを見せ、角度をつけた旋回で唯一の97点オーバーを獲得し、単走優勝を果たした。

Pos.No.DriverCarBest2nd best
111中川 尚隆S1597.7096.75
216柳 晃司S1596.9595.55
388浅見 廉S1596.9095.65
419浅野 潤一PS1396.8595.20
55竹田 和明S1496.6596.20
66北澤 淳JZX9096.6093.00
751五十嵐 剛S1596.5054.50
87Rohab KhanS1596.5035.00
966瀬戸 大輔S1596.4024.00
1079中村 大介RPS1396.2595.20
1152島袋 竜馬RPS1395.8519.00
1258谷本 真人S1495.6592.65
1346山本 アツヒトS1595.6584.75
1499阿久澤 一幸ZN695.6095.50
1580Jin Tea WookBK195.3530.00
163三品 和希RPS1395.3094.50
1765安藤 直輝C3395.2595.15
1870堀内 陸斗RPS1395.1595.00
1990伊藤 満紀JZX9094.9594.80
2032伊藤 充輝S1594.9594.75
2136最上 弦毅S1594.9589.50
2269中村 健一S1494.8592.50
2333辻 紳護武C3394.7594.00
2468谷 光一PS1394.6094.25
△追走進出△ 
2578勝俣 駿太S1494.5555.50
2627飯田 曜二S1594.5094.00
2792大島 挙一S1594.4594.40
2834黒澤 由直ER3494.4593.50
2949田中 光 94.3594.05
3041植村 真一JZX10094.2021.50
3148野口 英譲S1493.9520.00
3255吉田 紘祐FD3S91.0058.50
3373油浦 桃PS1355.5021.50
3486近藤 善道AE8654.5052.50
358平田 健介S1432.5022.50
3626熊谷 圭一郎RPS1322.50DNS
3783西山 昂希RPS1322.50DNS
3844須黒 典高S14DNS
3961鈴木 勇人RPS13RETIRE
4072森 修S14RETIRE

第5戦 単走優勝

中川 尚隆
SHIBATIRE D-MAX 針尾高速
ひろみちゃんSPLS15 [S15]

 

クルマはアライメントをけっこう変えてきて、自分なりに乗りやすいセットに変更して、エビスに入ったんですけど、木曜日の練習日はドライだったんですけど、ちょっとやりすぎて大きくクラッシュしちゃって。でもメカニックの人がキレイに直してくれて、足まわりもそこまで損傷はなかったんで。そのあとの雨はドライとちがって雨セットをみんなで考えて、それがうまくはまって、いますごい乗りやすい状態です。練習から調子よくて、 もう距離感だけ合わせれば、あとは全部オッケーかなっていう感じでした。

(このコースのむずかしさは)むずかしいのはやっぱり進入ですよね。加速区間の上りから一気にフラットになるんで、そこで距離感を間違えるとぶつかっちゃったりするんで、そこだけ気をつけていこうかなっていう感じで。

(本番の距離感は)もうだいたいあるていど振り出し位置っていうのは自分の中で決めてたんで、そこから振って。本番のときも、まあちょっと追走をイメージして2速でやってみたりとか、いろいろ変えてやったんですけど、それにしても進入のスタイルは変えないようにやろうかなと思ってたんで。

(自分でもバッチリ決まった?) いや、もうちょっといけたかなと(苦笑)。ボクらの走行のときに雨が強くて、けっこうハイドロ気味だったんですよ。でも今日シバタイヤの200Rを履いてるんですけど、雨でもよくて。安心して奥まで振れるっていうのがあって、本当にすごくよかったです。

(単走優勝できて) いやもうひさしぶり。何年ぶりだろうな。ひさしぶりの単走優勝なんで、ちょっと正直、興奮してます!(笑)


第5戦 追走トーナメント

Final Battle
中川尚隆【S15】vs中村大介【RPS13】
両者メリハリのある走りで1コーナーの寄せかたはほぼイーブンだったが、ゾーン2近辺の距離と寄せかたで中川が上まわった。

より長く先行をとらえた走りで中川が追走も優勝!

 2年前から、エビスラウンドの追走トーナメントは24名で行われている。単走上位8名はシードとなって2回戦から出走。それ以下の選手がまずベスト16進出をかけて1回戦を戦う。

 その1回戦は、単走上位の選手が勝った対戦もあり、追走経験が豊富な選手が勝った対戦もあり、まちまちな結果となった。その中で昨年王者の最上がポイント獲得の決め手を欠き、イーブンの判定から単走順位によって敗退し、ノーポイントとなった。

 ベスト16では、優勝経験豊富な中村大介と、D1SLで優勝経験がある中村健一が勝ったほかは、単走上位の選手が勝利するというまずまず順当な結果となった。

 そしてベスト8では竹田が攻めの後追いを見せてランキング首位の浅野に勝利。そのほかには単走優勝の中川と、中村(大)、中村(健)がベスト4に勝ち上がった。

 準決勝最初の対戦は、中川vs竹田。1本目は中川が先行。竹田は1コーナーで思いきって寄せたが、合わせきれず失速し、中川にアドバンテージ。2本目は中川がほどほどの距離でキレイに合わせて、中川が勝った。

 準決勝もうひとつの対戦は、中村(大)vs中村(健)。1本目はイーブンだったが2本目に中村(健)が1コーナーでスピンをして中村(大)が勝った。

 決勝は中川vs中村(大)。1本目は先行の中川がしっかり角度をつけて走ったいっぽうで、中村(大)は、きれいについていきつつも、後半にかけてやや離されてしまう。2本目は後追いの中川が特に審査席先の奥の部分でより近い寄せを見せ、中川の勝ちとなった。

第5戦追走結果

第5戦 優勝

中川 尚隆

SHIBATIRE D-MAX 針尾高速
ひろみちゃんSPLS15 [S15]

 単走優勝していていので、追走で先行を走るときも、自信を持って、特に恐怖心もなくぜんぜん攻めれたんで、まあ先行は絶対に点数は落とさないようにがんばろうかなと思ってたんで……とはいえ、やっぱりパーフェクトウィンっていうのもボクの夢だったんで、ちょっとそこまで攻めきれてなかったかなっていうところも正直ありました。

 単走1位で、ぜんぶ先行スタートだったんで、先行はほぼ毎回同じ走りができてたかなと思うんで、まずそこで後追いのひとがどんな感じかっていうのを見て、その後追走をどういうふうに持っていくかもちょっと考えて、そういう組み立てはうまくいきましたね。

(決勝は)もっと行きたかったんですけど、ちょっと攻めきれなかったですね。いちおうそこだけ後悔はのこります。

(単走も追走も優勝できて)ボクもライツは今年5年目ですか。去年までMCRファクトリー、横井くんのところで出させてもらってたんですけど、そこでさんざんしごかれて修業してきたんで。今年は自分でプライベートで出るようになったんですけど、まあ本当にそれを生かせてるっていうか、それの経験があったからこそ、自分でクルマ作るときもすごい考えて作れるようになって、今に来てるかなと。

 あとシバタイヤとD-MAXさん、5ZIGENさんとか、いろいろと協力してくださるスポンサーさんとかが、本当にすごくよくしてくれてて、この結果があると思ってますんで、本当に皆さんに感謝してます。


第5戦 2位

中村 大介

TEAM MAXEN WISTERIA WONDER
 MAXEN TIRES SPORTS 180SX [RPS13]

(決勝は)後追いからだったんですけど、進入まではよかったんですよ。ただ単走トップだったジャッキー(中川選手)がちゃんとアウトまで来るんで、そのあいだに僕がちょっとミスして若干離れちゃって。2ゾーンに向かうところでちょっと離されちゃって。そこが敗因ですね。ただMAXENタイヤさんはほかにも上位に来ましたけど、信頼できるんで本当に助かりました。 ドライでも雨でも最高にいいですね。


第5戦 3位

竹田 和明

竹田軍団
S14黒王号gen2 Lubross [S14]

(準決勝は)もうぜんぜん箸にも棒にもかからないかなって思ってたんですけど、走ってみたら意外と、あれ、そんなにスピード差がないのかなと思ったんですけど、やっぱスター性の違いで……やっぱりボクは慣れてないんで。ジャッキーさん(中川選手)は慣れてるじゃないですか。やっぱそういうところもちがうんかなみたいな。負けたくなかったっすけどね。一緒に移動してるんで、帰りになにをいわれるか。

(今日いい追走を見せていたが)ふだんけっこう目桑選手が教えてくれるんですよ。相手してくれて。それに比べたらまだアカンでしたね。彼とやるときはもっとバリバリやるんで。やっぱり緊張しちゃうんですね、慣れないと。


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