D1LT RD.2 名阪 詳細レポート

■コースコンディション:ドライ
■延動員数:1,149名(関係者含む)


初戦2位のヴィトー博貴が第2戦名阪で初優勝!


第2戦 単走

Tanso 1st Place
最上 弦毅 (MCR Factory D-MAX Lubross)
MCR Factory D-MAX Lubross 180SX(RPS13)
振り出しの位置と角度がぴったり決まって、すぐにアクセルを入れて旋回していった最上が最高得点をマーク。減点要素は、旋回区間でわずかにアクセルを踏みきれていなかったことくらいだった。
Tanso 2nd Place
前原 敏宏 SILVIA(S15)
Tanso 3rd Place
土居 雅和 SILVIA(PS13)

復活の最上がドンピシャの振りで単走優勝

第2戦と第3戦の舞台は、関西のドリフトの中心地・名阪スポーツランドだ。2日間でコース後半は異なるレイアウトが設定され、第2戦は通常とは異なる、3コーナーを奥に設定したコースとなった。

今年の採点基準の特徴としてコースアウト減点をやや低めに設定した。通過指定ゾーンに届かなかった際と、1、2輪ハミ出した際の減点を同等にしたのだ。届かなかった場合はスピード不足で点数が低くなるの対し、わずかなハミ出しはむしろスピードの面では高得点となりがちなので、届かないよりハミ出したほうが全体的な得点はとりやすく、より攻めた走りをしたほうが得策となったのだ。

それでも手前から振ってサイドで伸ばしたり、振りが甘かったりと、攻めていない走りの選手は点が伸びず、敗退となった。またこのレイアウトでは審判席まえから3コーナーへはアクセルを踏んで行くべきだが、減速感があったドライバーも減点された。

そんななかで、前戦でダメージの大きいクラッシュを喫し、大会の数日前に修理が完了して参戦してきた最上が、ドンピシャの走りを見せて単走優勝。近いレベルの走りを見せた前原と土居が同様に99点台を出して上位に入った。

Pos.No.DriverMachineBest Score2nd Score
136最上 弦毅RPS1399.3096.75
215前原 敏宏S1599.1597.55
312土居 雅和PS1399.1072.50
486高嶋 健市JZX10098.7096.00
57ヴィトー 博貴PS1398.6098.10
619能登 陽向S1398.5045.00
777速水 眞之介PS1398.4597.30
857柳杭田 貫太S1498.3598.00
938野々 英喜S1598.3097.90
1043佐藤 信文PS1398.1542.50
1188高木 美紀PS1397.8597.40
1252加納 広貴JZX10097.8597.05
1366吉田 道夫PS1397.7550.00
1435塙 彰拡S1497.7097.15
1562古賀 誠進RPS1397.7057.00
1625仲村 悠PS1397.5595.25
▲追走トーナメント進出▲
173野村 圭市ER3497.5096.00
1851永塚 尚幸S1597.3597.35
1933下田 紗弥加S1597.3596.90
2015田山 ジュンJZX11097.3537.50
2191工藤 浩平S1497.3535.00
2258谷本 真人S1497.3096.65
2330田中 規明PS1397.2596.70
2433辻 紳護武C3397.2596.20
2521筒井 陽平JZX10097.2595.10
2664齋藤 寿夫RPS1397.2045.00
2718岩﨑 脩作S1597.2040.00
2827高根 芳朋JZX10097.1595.25
2969瀧澤 翼PS1397.0097.00
3031田野 結希HR3197.0096.80
3134三好 隼人S1597.0095.25
3261白澤 俊雅S1496.8595.75
3344浮田 正明S1496.7596.45
3485近藤 善道AE8696.7595.20
3541植村 真一JZX10096.7096.50
3610久野 太一S1596.6096.40
3759西山 大貴S1596.5040.00
3837與儀 清登PS1396.2595.85
3999阿久澤 一幸S1496.1595.80
4098細野 貢司S1496.0595.90
4195福田 大輔PS1395.9078.00
4239有元 美咲PS1395.5541.50
4350竹田 和明S1495.4082.50
4440武藤 啓史S1495.0094.25
4532宮里 宏和RPS1395.0040.00
4629粟野 如月RPS1394.5041.50
476村上 佳JZX10094.4568.50
4868谷 光一S1394.0041.50
4952柴山 彰太JZX10058.0036.50
5017佐藤 拓巳JZX10055.0037.50
5180増田 和之JZX10045.0035.00
90伊藤 満紀JZX90RETIRE

第2戦 単走優勝

最上 弦毅

MCR Factory D-MAX Lubross
MCR Factory D-MAX Lubross 180SX (RPS13)

クルマが完全に直ったのは水曜日で、もう木曜日の練習から入ったんで、ギリギリってかんじ、ちょうど直ったっていうかんじでした。でも、完璧に直してもらって、練習のときから前のクルマとおなじフィーリングで走れたんで、本当にMCRファクトリーさん。スポンサーさん、協力してくれたみなさんのおかげで、100点のクルマを作ってもらったんで、自分は普通に走るだけであの走りができたんで、ひとまず結果で、少しは恩返しできたかなと思うんで、まずちょっとほっとしてます。

練習は雨で、ドライで走れたのは今日の練習の1ヒートだけで、やっぱりウエットの流れからドライなんで、ちょっと最初はリズムが合わなかったんすけど、横井さんのアドバイスもあって、うまく練習最後のほうでまとまってそれが本番にも出せたかなっていうかんじで、いい流れで持っていけたと思います。本番は、消極的にならずに攻めて走る。やりすぎるとかじゃなくて自分の100%を出すっていうかんじで意識せずに自分のやれることを出したっていうかんじですね。はい。


第2戦 追走トーナメント

Final Battle
ヴィトー 博貴 SILVIA(PS13) vs 高木 美紀 SILVIA(PS13)
180SX顔の車両がヴィトー。ここまでいい追走を見せていた高木だったが、後追いでは最終コーナーを出た先で姿勢を乱し、ヴィトーを捕らえられなかった。

地元勢のハイスピード決戦

開幕戦の1位、2位である田野と田山は単走で敗退していたこともあり、混沌とした展開となったベスト16の対戦の結果、ベスト8に勝ち上がったうちの半数が関西のドライバーだ。

攻めてはいたものの大きなミスで敗北という展開も多かったなかで、ベスト4には仲村、ヴィトー、古賀、高木が勝ち上がった。古賀以外の3人は関西のドライバーである。

このうち、まず仲村とヴィトーが対戦。後追いのヴィトーが寄りすぎて姿勢を乱しながらも仲村に近い距離で合わせてアドバンテージを獲得したのに対し、先行でバツグンのスピードを見せたヴィトーに対して仲村は距離を詰められず、ヴィトーが決勝進出を果たした。

次に古賀vs高木が対戦。両者若干ミスもあったが高木が近いドリフトを見せてアドバンテージを獲得。2本目は高木にミスがあったが、古賀は寄せきれず、わずかな差で高木が逃げきった。

決勝はヴィトーvs高木。名阪をホームコースとしているドライバー同士だ。1本目はヴィトーが先行。高木はストレートで姿勢を乱すなどしてヴィトーに合わせられない。2本目はヴィトーが近いドリフトを見せて勝負アリ。ヴィトーがD1ライツ初優勝を決めた。


第2戦 優勝

ヴィトー 博貴

TEAM VALINO TOPFUL Champion
VALINO TOPFUL Champion S13 (PS13)

前回、燃料ポンプがちょっと調子悪かったみたいで。その原因がわかって対策もして。今回マシンの調子もばっちりで万全の体制で臨むことができてよかったです。前回悔しい思いもしたし、今回はホームコースだし、絶対負けられないという思いで挑んだんで。

単走は自分的にはちょっと思ったように乗れなくて組み立てができなくてアレだったんですけど、追走残れたので、まぁまぁ、よかったかなと。追走に入ってからはクルマにもいいかんじで乗れてたんで、それがいい結果に繋がったのかなと思いますね。

(高木選手とは) 名阪の走行会とかでも、けっこう普段から一緒に追走とか団体とかして知ってる選手だったんで、全開で行かないと勝てない相手っていうのもわかってたんで、そのへんは集中して走りました。でも高木選手もやっぱりコースもわかってるので、最終コーナーで僕もちょっと離され気味になって、そこがちょっとやりきれなかったかんじはありましたけど。でも優勝できて、結果が出せてよかったかなと思います。


第2戦 2位

高木 美紀

VALINO TIRES N-style
N-style 美艶 シルビア (PS13)

(ヴィトー選手とは)ずっと一緒に走ってるんですよ。もう走らせかたとかもわかってるんで、全力でいこうと思って。そしたら最終出たところで、わたしがちょっとリヤが流れてしまって……ちょっと焦りで。余裕がなかったんでしょうね。今日そこまではノリノリで来たんですけど。明日がんばります。


第2戦 3位

古賀 誠進

GUN sports TEAM九州
GUN sports 180SX (RPS13)

(マシントラブルがあったんですか?) 排気漏れ。フロントパイプウエストゲートパイプからの排気漏れ。ブーストもコンマ5くらいでした。

(準決勝は) もうシフトミスしーの。最終コーナーでもどりーの。どうしようもないかんじでしたね。


第2戦 最終順位&ポイント

Pos.No.DriverTeamMachinePoints
17ヴィトー 博貴TEAM VALINO TOPTUL ChampionPS1325
288高木 美紀VALINO TIRES N-stylePS1321
362古賀 誠進GUN sports TEAM九州RPS1318
425仲村 悠champion skymotors ORIGIN Labo.PS1316
586高嶋 健市Team Ito Auto Ken × GOODRIDEJZX10013
677速水 眞之介N-style Piskey VALINOPS1312
757柳杭田 貫太Team ORANGES1411
835塙 彰拡Y’s FACTORY eternal × REOSS1410
936最上 弦毅MCR Factory D-MAX LubrossRPS13
1015前原 敏宏RS MaeharaS157
1112土居 雅和KANZAKI BASEPS136
1219能登 陽向バビロン Mon PowerPS135
1338野々 英喜TETSUJIN team KYUSYU SAILUNS154
1443佐藤 信文Complete TETSUJIN SAILUNPS133
1552加納 広貴Team Ito AutoJZX1002
1666吉田 道夫ハロウィン ★ t’s square ★ SSRPS131

 ※No.36は「D1規則 付則-D2 8.参加車両 2)タイヤ要件」における違反が「D1規則 付則-D2 10.車両検査 6)」にて発覚したためリザルト抹消とする。

第2戦 単走順位&ポイント

Pos.No.DriverTeamMachinePoints
136最上 弦毅MCR Factory D-MAX LubrossRPS1320
215前原 敏宏RS MaeharaS1516
312土居 雅和KANZAKI BASEPS1315
486高嶋 健市Team Ito Auto Ken × GOODRIDEJZX10014
57ヴィトー 博貴TEAM VALINO TOPTUL ChampionPS1313
619能登 陽向バビロン Mon PowerPS1312
777速水 眞之介N-style Piskey VALINOPS1311
857柳杭田 貫太Team ORANGES1410
938野々 英喜TETSUJIN team KYUSYU SAILUNS158
1043佐藤 信文Complete TETSUJIN SAILUNPS137
1188高木 美紀VALINO TIRES N-stylePS136
1252加納 広貴Team Ito AutoJZX1005
1366吉田 道夫ハロウィン ★ t’s square ★ SSRPS134
1435塙 彰拡Y’s FACTORY eternal × REOSS143
1562古賀 誠進GUN sports TEAM九州RPS132
1625仲村 悠champion skymotors ORIGIN Labo.PS131

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