D1GP RD.1 愛知 詳細レポート

2026 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES RD.1 AICHI
2026年グランツーリスモD1グランプリシリーズ第1戦 愛知
開催日:2026年5月9日(土)
会場:スカイエキスポ(愛知県)
コースコンディション:ドライ
 延動員数:15,339名(3日間合計)

2本目失敗も1本目の走りで中村(直)が優勝!

Tanso 1st place
中村 直樹
TEAM VALINO WORKS
Silk Blaze Sports N-STYLE GR86  [ZN8]
Tanso 2nd place
目桑 宏次郎 [S15]
Tanso 3rd place
松山 北斗 [GZEA14H]

2026年の開幕戦2連戦の会場は、アイチスカイエキスポ。セントレアの一角の多目的利用地だ。路面はお台場よりもきれいだが、ところどころにフタつき排水溝がとおっていて、フラットに見えるものの、それなりに起伏がある。コースはお台場より広く、そのため車速も乗り、速いクルマでは最高速が120km/hを超える。

なお、今季からDOSSの配点が少し変わった。これまで、車速が高い場合の評価を、角度や振りが優れている場合よりもやや大きめにしていたが、それを、角度や振りと同等にした。これは、角度が十分つかないのに車速があることで高めの評価がついてしまうのを避けるためだ。

このコースでは通過指定ゾーンが4ヵ所に設定されたが、中でもインフィールドの最後のヘアピンでオーバーランしてしまい、ゾーン外しの減点とトラックリミット超過の減点を両方受けて大きく点を落とす選手が多かった。

まずAグループではD-MAXに移籍して初戦の目桑が審査席前のコーナーでの角度と安定性などで点を稼ぎ、98.46点の高得点をマークした。続くBグループでは松山が、車速や安定性など得点を稼いだものの、最後のヘアピンへの振り返しが甘くなって減点をとられ、目桑の得点は超えられず。そしてDグループ。中村(直)が、1本目に振りの角度、位置をピタッと決めて、ほとんど修正もなくゾーンをとる走りで99.10点をマーク。トップに立つ。中村(直)は2本目にそれ以上の走りを狙ったが、最後の左コーナーではみ出してしまって得点更新はならず、1本目の得点で単走優勝となった。

なお、このラウンドは上位24名が追走に進出する方式のため、減点を受けつつも単走を通過した選手は多かった。

通過指定ゾーンは最初の右コーナーの後半、その先のS字のイン側、客席前コーナーのアウト側、最後の左ヘアピンのアウト側の4ヵ所に設けられた。
中村(龍)は、ブロックが割れるエンジンブローを起こしてこの日の本番は走ることができず、リタイヤとなった。
参戦2年目の玉城は最初の走行で、やや抑えた走りながらゾーンを外さず、減点の少ない走りで高得点をとり、4位通過を果たした。
参戦2年目の石井は、2本目に完成度の高い走りを見せ、振り返しの躍動性やヘアピンでの安定性などで点を稼いで5位通過となる高得点をとった。
2年ぶりに参戦の米内は、ほどほどに抑えた走りでゾーンもしっかり通過し、ベスト16直接進出となる8位の得点を出した。
3年ぶりに参戦の下田は、最後のヘアピンではみ出しながらも、振り返しの躍動性や、コーナーでの車速で点を稼ぎ、22位で追走進出を決めた。

Rd1単走

順位NoNameCarBest2nd Best
199中村 直樹ZN899.1097.04
279目桑 宏次郎S1598.4697.10
377松山 北斗GZEA14H97.8296.25
414玉城 詩菜ZN697.5193.76
550石井 亮JZX10097.3894.00
68稲岡 拓也RPS1397.3495.44
731蕎麦切 広大ZN897.3096.75
847米内 寿斗RPS1397.2496.38
966藤野 秀之ZN897.1695.39
1080田野 結希ZN897.1261.95
113野村 圭市ER3496.6995.44
1275畑中 夢斗JZX10096.4988.08
1351岩井 照宜FC3S96.4891.26
1423村上 満ZN895.7093.47
1522栁 和孝S1495.5990.03
169粂 哲也S1595.3519.56
1770横井 昌志S1495.2991.70
1887齋藤 太吾A9095.1695.12
1988川畑 真人ZN894.6488.53
2017笹山 栄久ZN894.4381.48
2133石川 隼也ZN894.1493.16
2286下田 紗弥加ZN894.0392.25
2332多田 康治ZN893.6687.57
2489POPS1593.6619.58
△△ 追走進出 △△
255金田 義健GXPA1693.4491.69
2643田所 義文AE8692.5884.31
2778上野 高広AVC1092.5583.77
2867西山 大貴S1592.0083.55
2915藤原 優汰S1591.7689.76
3090手塚 強A9091.5990.03
3112玉川 艶哉EJZA8091.4282.12
3257徐壘A9088.2938.18
3355松川 和也AE8584.7419.04
3416山口 孝二E9262.7119.27
357松井 有紀夫FD3S16.9415.70
10三好 隼人ZN8DNS
56森 孝弘RPS13DNS
76中村 龍PS13DNS
81和田 賢志郎S15DNS
30中田 哲郎JZX100DNS

第1戦 単走優勝

中村 直樹
TEAM VALINO WORKS
Silk Blaze Sports N-STYLE GR86(ZN8)

(単走優勝は)いける自信はありました。もう1本目を抑えて、2本目攻めるっていうプランで。2本目、最後の振り返しで攻めすぎて、あーって……。練習のときから走りかたはつかんでたんですけど、DOSSが100点までは行ってなかったんで、100点狙おうと思って、ちょっと強めに振ったんすけど、 やっぱ練習でできてないことやるとダメですね。決まってりゃよかったですけど。

(このコースのカギは?)そう。ここは旋回角度をうまくやって、左足ブレーキをうまく使わないと、いまの路面温度やと飛び出たり……特に横井とかもそうですけど、トラクションがかかってるクルマはけっこう……コーナーがいびつなんで、丸くじゃないんで、出口がきつなったりとか、だから左足ブレーキでうまく対応しないとうまく走れないですね。でもヨーロッパのコースとちょっと似てたんで、それの壁ない版やからカンタンやな、みたいな感じでした。

(1本目は何%ぐらいで走った?) まあ70パーセントぐらいです。それでも クルマも仕上がってるんで。 あんまり修正とかは入ってないです

(2本目はなにを変えた?)2本目はすべてにおいて、アクセルの量、角度、振りを強くしました。で、最後の5セクを強くしすぎました。悔しいです。

(クルマの動きはかなりよさそうでした)はい、そうっすね。 かなり思いどおりにいけてます。

第1戦 追走トーナメント

Final Battle   
横井 昌志 [S14] vs 蕎麦切広大 [ZN8]
蕎麦切は横井に対して加速時にもしっかり食らいつき、飛び込みからビタビタの接近ドリフトを試みたが接触してしまった。

進入から攻めた蕎麦切のミスで横井が3年ぶりの優勝

第1戦と第2戦は単走上位の24名で追走トーナメントが行われた。単走上位8名はベスト16にダイレクト進出となり、単走9位から24位の選手でベスト24を戦って、勝った選手がベスト16に進出する方式だ。

 ベスト24では昨年度王者の藤野がPOPに敗北。また、ルーキーの栁が齋藤に勝つという波乱もあった。

 ベスト16では、絶好調の中村(直)と今季は新体制で参戦の横井が対戦。中村(直)のミスで横井が勝った。また米内、玉城、石井が勝利。さらに目桑に勝った栁もあわせて、4名が初のベスト8進出を決めた。

 ベスト8では、優勝経験者の横井、蕎麦切、松山が勝利し、米内、栁、稲岡の初のベスト4進出はならなかったが、玉城は安定した走りで石井を下し、初のベスト4進出を決めた。

 準決勝最初の対戦は横井vs玉城。玉城も大きなミスなく質の高い走りをしたが、全体的に横井のほうがスピードでやや上まわっていて横井が勝った。

 蕎麦切vs松山の対戦は、1本目に松山が近いドリフトを見せたものの、蕎麦切が先行で高いDOSS点を獲得。ここで松山はなにか不調を感じたのかエンジンルーム内をチェックしたものの、そのまま2本目に出走。こんどは蕎麦切が近いドリフトを見せ、松山にはトラックリミット超過やゾーン外しがあって減点が大きく、蕎麦切が勝った。

 決勝は横井vs蕎麦切。横井は長年在籍したD-MAXチームを離れ、プライベートチームでの参戦となった初戦での決勝進出だ。

 1本目は横井が先行。蕎麦切は進入から近い距離のドリフトを試みたが横井に接触してしまい、左フロントのサスペンションを破損。これで走行不能になって2023年開幕戦以来となる横井の優勝が決まった。

Semi Final Battle
横井 昌志 [S14]  vs 玉城詩菜 [ZN6]
2本目は玉城もいい先行の走りを見せたが、横井が前半区間で特に近いドリフトを見せて勝利を決めた。
Semi Final Battle
蕎麦切 広大 [ZN8]  vs 松山 北斗[GZEA14H]
2本目、後追いの蕎麦切は進入からビタビタのドリフトを見せ、途中少し離れた場面もあったが、最後にまた寄せて松山に勝った。
Pick Up Battle
POP [S15] vs 藤野 秀之 [ZN8]
ベスト24。POPは飛び込みからビタビタの追走を見せて大きな後追いポイントを獲得。藤野は2本目に逆転できず、POPが勝った。
Pick Up Battle
中村 直樹 [ZN8] vs 横井 昌志 [S14]
1本目は横井が見事な接近ドリフトを見せたが、2本目後追いの中村(直)は横井に合わせきれず、ミスもあって敗れた。
Pick Up Battle
栁 和孝 [S14] vs 目桑 宏次郎 [S15]
1本目後追いの栁は、目桑に対して終始近いドリフトを見せて大きな後追いポイントを獲得。デビュー戦でベスト8進出を決めた。
Pick Up Battle
玉城詩菜 [ZN6] vs 石井 亮 [JZX100]
お互いにベスト8初進出だった玉城と石井の対戦。石井は1本目にハーフスピンのミス。2本目は玉城がきれいに石井についていき玉城が勝った。

Rd1追走結果

第1戦 優勝

横井 昌志
Mind Control Racing SHIBATIRE
MCR Factory シバタイヤ デントリペアブルーノS14(S14)

 いまクルマのできがよくて、自信はあったんだけど、まさかこんなね、流れよくいくとはもちろん思ってなくて。いきなり練習日からあんまり出ないようなトラブルが急に出たりして、これが新チームの宿命か、ぐらいに思ってたんですけど、それでも追走も流れがよく、運がいい部分もあったりとか、まあナオキに勝てたところから流れがよかったんで、それがよかったのかなっていう感じがしますね。

(中村選手との対戦の後追いは)ちょっと後半離されたところがあったんで、後追いポイントは10ぐらいかなとは思ってたけど、13ぐらいとれてたんで、意外と入ったなっていう感じはして、まあ10点ぐらい差があったからナオキも思いっきりくるだろうなって思ったけど、あのときはけっこう先行もいい感じで走れたんで、ほんとによかったですね。

 その後からは、10ランク以上後追いで取らなきゃいけない状況にはあんまりならなかったから、やりすぎずに、つねに相手を見て、7、8ぐらい後追いポイントを取りに行ければいいかなぐらいの考えだったんで、本当にその通りで走れたかなっていう感じですね。

(決勝まで行けた時の心境は)玉城さんと走ったときが中古タイヤだったっていうのがあって、僕も今年からシバタイヤさん初めてだったんですけど、中古で本番を走ることが初めてだったので、どれくらい食ってくれるのか不安なところがあったんですけど、そこで中古タイヤで走って、ちゃんとタイヤが使えて決勝に上がれたたので、マネジメントもしっかりできて、思いどおりにすべてがいったような感じでした。

(決勝は)広大の気持ちもわかるんで、広大が来るとは思ってたんで、僕ももちろん新品タイヤだったから思いっきりいこうと思って、けっこうDOSS点もいいんじゃないかなっていうくらいの進入をして思いっきり行けました。

 まあ、ナオキに勝ったところで、単走1位通過の相手に勝つってことは、そのあとずっと先行スタートでいけるっていう、僕的には流れのいいルーティンができ上がってたんで、それも勝ちの要因かなっていう感じですね。

(新体制でいきなり優勝できて)本当にシーズンオフには今年出れるかわからないときもあったんですけど、出れる状況に協力してもらったかたがたがたくさんいて、本当にこの場に立つだけでもすごい満足なのに、流れもよく勝てたっていうことももちろん最高ですし、多少なりとも恩返しもできたかなと。いいスタートを切れたと思います。

優勝チーム
総合2位
総合3位
ベストメンテナンス賞
アサヒドライゼロ賞
ルミックス賞

第1戦 最終順位&ポイント

Pos.No.DriverteammodesTuiso pointTanso point
170横井 昌志Mind Control Racing SHIBATIRES1425 
231蕎麦切 広大SHIBATA RACING TEAMZN821 
377松山 北斗Team TOYOTIRES DRIFT 2GZEA14H182
414玉城 詩菜Team TOYOTIRES DRIFT 3ZN6161
550石井 亮Team BuzzBreakJZX10013 
68稲岡 拓也VEHIQL RACING×VALINORPS1312 
747米内 寿斗GYEON RacingRPS1311 
822栁 和孝SIMsupportSPARK × GaradeHANGOUTS1410 
999中村 直樹TEAM VALINO WORKSZN884
1079目桑 宏次郎TEAM D-MAX RACINGS1573
1180田野 結希Team TOYOTIRES DRIFT 2ZN86 
1275畑中 夢斗TEAM DRIFT STAR WORKSJZX1005 
1351岩井 照宜レーシングサービス ワタナベFC3S4 
1488川畑 真人Team TOYOTIRES DRIFT 1ZN83 
1586下田 紗弥加TEAM VALINO WORKSZN82 
1689POPTEAM VERTEX D2D SHIBATIRES151 
1766藤野 秀之Team TOYOTIRES DRIFT 1ZN8  
183野村 圭市URAS RACINGER34  
1923村上 満リペアクリエートGRガレージ西風新都リザルトジャパンZN8  
209粂 哲也TEAM BUZZBREAK DRIFTS15  
2187齋藤 太吾FAT FIVE RACINGA90  
2217笹山 栄久CARGUY Team G-meister VALINO AZN8  
2333石川 隼也広島トヨタ TEAMマッハ ✕ DROO-PZN8  
2432多田 康治CUSCO RacingZN8  

第1戦 単走順位&ポイント

Pos.No.DriverTeamPoint
199中村 直樹TEAM VALINO WORKS28
279目桑 宏次郎TEAM D-MAX RACING24
377松山 北斗Team TOYOTIRES DRIFT 223
414玉城 詩菜Team TOYOTIRES DRIFT 322
550石井 亮Team BuzzBreak21
68稲岡 拓也VEHIQL RACING×VALINO20
731蕎麦切 広大SHIBATA RACING TEAM19
847米内 寿斗GYEON Racing18
966藤野 秀之Team TOYOTIRES DRIFT 116
1080田野 結希Team TOYOTIRES DRIFT 215
113野村 圭市URAS RACING14
1275畑中 夢斗TEAM DRIFT STAR WORKS13
1351岩井 照宜レーシングサービス ワタナベ12
1423村上 満リペアクリエートGRガレージ西風新都リザルトジャパン11
1522栁 和孝SIMsupportSPARK × GaradeHANGOUT10
169粂 哲也TEAM BUZZBREAK DRIFT9
1770横井 昌志Mind Control Racing SHIBATIRE8
1887齋藤 太吾FAT FIVE RACING7
1988川畑 真人Team TOYOTIRES DRIFT 16
2017笹山 栄久CARGUY Team G-meister VALINO A5
2133石川 隼也広島トヨタ TEAMマッハ ✕ DROO-P4
2286下田 紗弥加TEAM VALINO WORKS3
2332多田 康治CUSCO Racing2
2489POPTEAM VERTEX D2D SHIBATIRE1

第1戦 チーム順位&ポイント

Pos.No.TeamDriverPoint
170Mind Control Racing SHIBATIRE横井 昌志26
231SHIBATA RACING TEAM蕎麦切 広大20
377Team TOYOTIRES DRIFT 2松山 北斗15
414Team TOYOTIRES DRIFT 3玉城 詩菜10
550Team BuzzBreak石井 亮6
68VEHIQL RACING×VALINO稲岡 拓也6
747GYEON Racing米内 寿斗6
822SIMsupportSPARK × GaradeHANGOUT栁 和孝6
999TEAM VALINO WORKS中村 直樹3
1079TEAM D-MAX RACING目桑 宏次郎3
1180Team TOYOTIRES DRIFT 2田野 結希3
1275TEAM DRIFT STAR WORKS畑中 夢斗3
1351レーシングサービス ワタナベ岩井 照宜3
1488Team TOYOTIRES DRIFT 1川畑 真人3
1586TEAM VALINO WORKS下田 紗弥加3
1689TEAM VERTEX D2D SHIBATIREPOP3
1766Team TOYOTIRES DRIFT 1藤野 秀之1
183URAS RACING野村 圭市1
1923リペアクリエートGRガレージ西風新都リザルトジャパン村上 満1
209TEAM BUZZBREAK DRIFT粂 哲也1
2187FAT FIVE RACING齋藤 太吾1
2217CARGUY Team G-meister VALINO A笹山 栄久1
2333広島トヨタ TEAMマッハ ✕ DROO-P石川 隼也1
2432CUSCO Racing多田 康治1
関連記事